- 自社製品
DATA MANAGEMENT SOLUTION データマネジメント
ソリューション

点在するデータをつなぎ、
必要なデータを貯めて、活用する
あらゆるデータが蓄積され資産となっている今、膨大なデータの管理、活用は経営やビジネスの最重要課題です。
本事業では多くの開発実績を元にした独自のデータ連携ナレッジを活かし、お客さまが個別に持つ課題に寄り添います。本来行うべき仕事にかける時間を増やせるよう、必要なデータを引き出すためのデータ連携からデータプラットフォームの提供、解析ツールの開発まで幅広く対応。企業規模に関わらず、データを使ったビジネスを日々「営む」ところからデータを「つなぐ」「貯める」「活かす」まで、あらゆるスキルをお客さまに提供し、意思決定の基盤を構築します。
Philosophy 顧客のデータマネジメント課題に寄り添う
課題解決のために提供している様々な製品
SOLUTIONS お客さまの課題と私たちのソリューション
お客さまから寄せられるデータに関するお困りごとと、
それに対して私たちが提供しているソリューションをご紹介します。
課題
お客様からのよくあるご相談
- 相談1
-
社内システム刷新のため、
周辺のシステムや取引先との
データ連携の再構築
を任せたい
- 相談2
-
既存のオンプレミス資産を
活かして
クラウドサービスを
活用したく、
データ連携基盤を構築したい
- 相談3
-
社内外データを
ビジネスに活用したく、
データを一元管理する
データ
レイクを構築したい
- 相談4
-
ツールを活用し内製で
データ連携を
構築したく、
テンプレートや
教育サービス
が欲しい

解決方法
ご提供しているサービス
- データマネジメントコンサルティング
-
「どこに何のデータがあるのか分からない」「活用できていない」「移行や連携が不安」といった漠然としたお困りごとをヒアリングし、課題の構造を言語化。業務や組織の状況に合わせて、解決に向けたアプローチを設計、プロジェクト化し、継続的な改善と変化につなげます。

- データ連携基盤構築
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APIやバッチ処理を活用し、クラウド/オンプレを問わず業務システムやクラウドサービス間のデータ連携を最適化。安定した情報基盤を構築します。古いシステムからのデータ移行や、部門間で分断されたマスタ情報の統合整備など、現場に根差した実務上の課題にも対応可能です。

- データ分析基盤構築
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蓄積されたデータを分析や意思決定に活かせる状態に整理、構造化し、分析基盤を構築。データレイクやDWHといったストレージ層の整備やダッシュボードの構築、データ資産の整理、検索性を高めるためのデータカタログの整備までトータルで支援し、一貫した分析環境を実現します。

- データ活用基盤構築
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非エンジニアでも業務で自然にデータを扱える仕組みを構築します。セグメント抽出や帳票出力、情報検索などの機能をノーコードで実現。お客さまのニーズに合わせてUIや処理を設計できるため、導入後の定着率が高く、日常的なデータ活用が組織に根づきます。

CASE STUDY プロジェクト事例
様々なプロジェクトを通して、
お客さまが抱える課題を解決するだけでなく、経営やビジネスを後押ししてきました。
大手通販企業の カタログ選定 アプリケーション開発
CASE 01
解決した課題 / 提供価値
- アプリケーションのブラックボックス化解消
- 効率的な顧客セグメント選定ロジックの構築
- 暗黙知化されていた顧客ビジネスの価値や基準の言語化
プロジェクトの概要
- 依頼背景と課題
-
通販カタログのビジネスでは「どの顧客に」「どのぐらいの冊子を送るか」を効率的に設定することが、印刷コスト、売上、利益のバランスをとる上で重要です。このお客さまの場合、条件の選定を行う既存アプリケーションの仕様がブラックボックス化しており、都度人の手で修正するなど拡張性の低い保守に多くの費用を投じ、課題になっていました。
- 解決のための取り組み
-
本質的な解決のために、まずは選定ロジックがどうあるべきかを考えるところからスタート。お客さまの構想を踏まえて言語化、図解し、議論する流れを繰り返し、根気よくやりたいことの言語化に取り組みました。結果、新たな選定方針やアイデアを追加しやすい構成に。次に、アプリケーションをWeb化しました。「売上」「商品」など様々な条件を入力し、あらゆるパターンの選定結果を出力。Web上で複数同時に実行することで、シミュレーション回数が劇的に増えました。最後に行ったのは選定精度の確認です。売上シミュレーション用のアプリケーションを作成し、既存アプリケーションとの差分を比較しました。
プロジェクトメンバーコメント

ブラックボックス化したシステムの置き換えで終わらせず、「カタログ選定はどうあるべきか」を議論することでより深層の課題にアプローチし、プロジェクトとして、メディアフォースとしてあるべき姿に向かうことができました。何度も壁にぶつかりましたが、「こうすればできるのでは!」と突破口が見え、お客さまと盛り上がった瞬間に目的をともにする仲間になれた感覚があり、感慨深かったです。
地方自治体の 災害対策用 データ基盤構築
CASE 02
解決した課題 / 提供価値
- 水に関するあらゆるデータを一箇所に収集、提供するプラットフォームを構築
- 災害対策や災害予測の精度向上を実現
- 運用を重視した「リアルに使える」仕組みの具現化
プロジェクトの概要
- 依頼背景と課題
-
この地方自治体さまは水害対策を重視し、「洪水が災害にならない社会」を目指しています。その実現には各気象データをいかに収集し、災害対策や予測をするかが重要なポイントになりますが、ご相談いただいた当時は、水に関するデータが県内各地に点在している状態。必要なデータを一箇所に収集し、提供するプラットフォームの構築が急務でした。
- 解決のための取り組み
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水一つとっても、百葉箱だけでなく、ため池、定点観測カメラ、信号機、ビルなどの建築物まで、保持するデータの種類は多岐にわたります。その中でどのデータをどう収集し、蓄積するのか。データ運用の専門家として考えるベストを出発点としつつ、お客さまのリアルな現場での活用方法やこだわりたいポイントを引き出し、コンセプトや設計の細部に落とし込む議論を丁寧に進めました。開発では、自社製品「DATA WAYPOINT」を活用したデータ連携サーバを経由してデータベースへデータを蓄積。研究機関や災害対策サービスを提供する企業へ提供、公開する仕組みを構築しました。
プロジェクトメンバーコメント

実はプロジェクト開始当初、気象に関するデータの知見は持っていなかったんです。ですがデータ基盤構築のノウハウを活かし、お客さまの要望や目的に沿う仕組みを構築できました。地域性や個別具体性が強い気象データと客観性の高いデータ、それぞれへの接し方を使い分けたことが成果の要因だと思います。未知の分野であっても、自分たちのアプローチ次第で価値を生み出せると感じました。
大手機械メーカーの データ連携基盤構築
CASE 03
解決した課題 / 提供価値
- 一元管理されたデータ連携基盤化を実現
- メーカーからの高品質なサポートと年間保守費用の削減を実現
- データ連携機能の標準化による生産性の向上、品質の平準化、内製化の推進
プロジェクトの概要
- 依頼背景と課題
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元々、約2500本にも及ぶお客さまのデータ連携機能は複数の製品を用いて開発、運用されていました。その分データ連携が一元管理されておらず、かつ俗人化。結果、各製品の保守費用が高額になっており、一方でその費用に見合っていないサポートレベルの低さにもお悩みでした。
- 解決のための取り組み
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一元管理されたデータ連携基盤として「DataSpider」を導入し、既存の機能を置き換えて集約すること。そして、あわせてデータ連携機能の共通フレームワークとして、メディアフォースが提供するデータ連携テンプレートサービス「DATA WAYPOINT」の導入を提案しました。2500本ものデータ連携機能の置き換えだけで3年を要する大規模プロジェクトであったため、設計から開発、テストまでのプロセスにおいて標準化を徹底。正確かつタイムリーなプロジェクトマネジメントを実現しました。現在もデータ連携基盤として機能拡張、保守運用を続けており、4000本のデータ連携が稼働する基盤となっています。
プロジェクトメンバーコメント

お客さまがデータ連携や大規模体制のマネジメントにあまり慣れていなかったこともあり、常に「自分たちがプロジェクトを推進する」スタンスを大切にしていました。先を見据えて率先して提案し、全面的にリードしていくイメージです。その結果、「メディアフォースでなければ完遂できなかった!」とプロジェクトマネジメントや品質を高く評価していただけました。
大手農業総合企業の SAPシステム 連携基盤構築
CASE 04
解決した課題 / 提供価値
- お客さま主体の本番運用に耐えうるシステム構築
- 運用設計まで対応したトータルサポートによる運用コストの削減
- 全工程において進捗、品質課題を起こすことなく完遂したリプレース
プロジェクトの概要
- 依頼背景と課題
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SAPシステムの導入と、それによるレガシーシステムのリプレースに伴うデータ連携基盤を構築するご相談をいただきました。社内に点在するあらゆる現行システムや取引先企業とのデータ連携は各システムの機能で連携され、複雑化。日々の運用コストが非常に高くなっている状態でした。
- 解決のための取り組み
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単純に「データをつなぐ」のではなく、お客さま主体での本番運用に耐えうるシステム構築を目指しました。そのため、「DataSpider」を中心とした複数のデータ連携製品を組み合わせ、SAPシステムに関連するすべてのデータ連携を統合管理する基盤を導入し、本番稼働後の運用支援まで見据えるトータルソリューションを重視。まずは日々のシステム運用をすべて棚卸し、現場の状況、運用のプロセス、データの種類や流れなどを把握するところから始めました。また、お客さまや複数の開発ベンダーにより共同推進される状況下において、データ連携にまつわる部分は各種調整や課題解決をメディアフォース主体で対応することで、交通整理された状態でプロジェクトを推進しました。
プロジェクトメンバーコメント

複数のベンダーのプロジェクトが同時進行されような環境下では、様々な困難や調整が発生するもの。ですが、各ベンダーの利害関係にとらわれず、お客さまにとって最適なシステムを構築したい、その必要があると強く感じ、いつも以上に「お客さまと伴走する」ことを意識。最後にお客さまから「システムで困りごとが出てきたらまたメディアフォースにお願いしたい」と言っていただけました。