
システムインテグレーション
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System Integration
2024年10月にはじまったブランディングプロジェクト。ビジョン、ミッション、バリュー(以降VMV)開発、ロゴ、ブランドステートメント開発、コーポレートツール開発と続いてきました。その最前線で、新しいブランドの誕生やそれに伴う変化を目の当たりにしたのが、プロジェクトメンバーの家喜、森、亀山の3人です。ブランドづくりの舞台裏や考え感じたこと、ブランドのこれからについてざっくばらんに語ってもらいました。
― まず、ブランディングプロジェクトをはじめた理由を教えてください。
森:採用活動をする中で「引きが弱い」と感じたことが、ブランディングやブランドのアイデンティティについて考え始めたきっかけです。ちょうど40周年を迎えるし、社長も先代から変わったし、節目が重なったこともありますね。成長に伴い会社のポジションが変わったことで、今のスタンスを明確にしたいという背景もありました。
― なるほど。そんな背景からはじまったプロジェクトで印象に残っていることはありますか?
亀山:VMVを開発するために行なったワークショップの若手向けの会です。2つの事業部合同のディスカッションは初めてで、さらにテーマが会社についてだと議論になるかなと心配しましたが、杞憂でしたね。とても盛り上がったし、出てきたアウトプットにも納得感があった。
家喜:僕も若手のワークショップですね。印象的だったし、プロジェクトのターニングポイントだった。当日の様子を見て、「ブランディングはうまくいく」と思いました。
それ以外だと、VMVやロゴなど何かを決めるときに全然違うということはあまりなく、「これだ」と思えたことかな。VMVもロゴも見れば見るほど愛着が湧いてくる。言葉一つ、ロゴ一つでメッセージがこんなに変わるのかと、これまでどれだけブランドに無頓着だったか実感しました。
― 周りの方も「これだ」という受け止め方をされていたのでしょうか?
家喜:言葉についての解釈はみんな少しずつ違ったと思います。でも、ブランドってそういうものなのかなと。小さな解釈の違いを内包できる言葉を選べたと感じています。森くんは?
森:ミッションの案について役員でレビューしたときに、キーワードである「熱量」はもっと別の言い方があるのでは?と1時間ぐらい議論したんですよ。
家喜・亀山:あー、あったねー!
森:散々議論して「今日はもう決まらないな」と思っていたら、会議終了10分前に急に「これかも」とみんながなった。ずっと同じ言葉について話していたのに(笑)でもそれが大事だったんだなと思います。
先代社長が「テストとは、プログラムが正しく動かないことを証明しようとして失敗すること」と言っていたのですが、まさにこれ。熱量と自分たちとの相性の悪さを証明しようとして、失敗した。結果、熱量という言葉にも、それを発信することにも違和感がなくなった。ブレがなくなった瞬間でしたね。
― 社内にはどんな変化がありましたか?
家喜:7月に社員総会を行ったのですが、過去一いい総会でした。メッセージやクリエイティブに統一感があり、社員により響きやすくなった。元々コーポレートカラーが青でクールな印象。社内にも「冷静沈着にやらなければ」という雰囲気がなんとなくあったけれど、今回のプロジェクトで大切なのは寄り添い、親しみ、温かさだと自認できました。特に若手がそう感じている気がしますね。
森:メディアフォースにはブログ文化があるんですが、ロゴやミッション、熱量という言葉を受け取って自分なりに解釈し、投稿をするムーブメントが自然と現場から生まれていました。
家喜:コミュニケーションツールのリアクションボタンにロゴが追加されていたよね。誰がつくってくれたんだろう?自分たちのものとして愛着を持っているのを感じる。
森:他にも、みんな何かとオレンジ色を選びがちとか。
亀山:若手層は入社したときから旧ロゴで、それをただ受け入れていたけど、新しいロゴは社長から背景や意図が説明されて、共有されましたよね。その分、愛着を持てたという声を聞きます。
― ちなみに、みなさん自身にはどんな変化がありましたか?
家喜:自分たちのことを実はあまりよくわかっていないんだな、伝えられていないんだなと痛感したので、意識するようになりました。自分たちのことを伝えるために、表現のバリエーションを考えたりだとか。
森:メディアフォースは、内側で熱を持っている人が多いと思うんです。ただ、それを表に出すかは個人のスタンスの問題だった。でも今回「熱量」がオフィシャルな言葉になったことで、みんなの背中が押されて「熱いことを言っていいんだ」「恥ずかしいことじゃない」という空気が出来上がりつつある。
僕は以前から熱をどんどん表に出すタイプだったのですが、この変化に伴って「シンプルに熱量が高い人」から「熱量をより積極的に体現している人」になったと思います。僕自身に大きな変化があったというよりかは、環境の変化によって存在の見え方が変わったというか。
亀山:やっと会社が追いつき始めた(笑)
全員:(笑)
亀山:実はシステムインテグレーション事業で次世代を担う若手を集めて合宿をして、森さんにファシリテーションをお願いしたんです。大成功で。最後まで熱量のこもった内容で、みんな「森さんすごい、モンスターですよ」って言ってました(笑)。「本当に参加してよかったです」って。
家喜:「熱量」を体現する森くんがファシリテーションをしたことで、彼らも受け取りやすくなったのかもしれないね。
― 生まれている変化を受けて、この先ブランドをどう育てていきたいですか?
森:メディアフォースの熱量は、暖炉や焚き火のようなジワっとする熱さだと思っています。焚き火に社内外含めて人々が集まり、みんなで暖を取り、前向きな気持ちになって帰って、何かあったらまた来る、みたいな。焚き火に集合するプロトコル、ネットワークができればいいなと思います。温度が高まるのではなく、暖を取る人が増えて、メディアフォースとの接点の先に新しい可能性や未来やがあるイメージですね。
亀山:今回のプロジェクトでメディアフォースについてひたすら考えて、ブランドを体現する言葉やパーソナリティができました。あとは、いかに浸透させて、実現していくか。ブランドは意識してつくり込んでいくものだと今回実感したので、社内で浸透させて行動して継続して、どんどん社外へ認知を広げていきたいですね。
家喜:二人の意見に同意です。今回のプロジェクトでメディアフォースの一番のアイデンティティは熱量だとわかりました。熱量は焚き火みたいに、じんわり燃え続けるもの。それと同じように、お客さんの変化に寄り添うことで、未来につながる挑戦をする動機や「ポジティブにやっていこう」と思えるきっかけをつくっていけるのだと思います。
「価値」とよく言いますが、それはつまりお客さんに感じ取ってもらい、いい体験をつくっていくことなんですよね。それをやり続けたい。その意味で、ブランディングプロジェクトは社員にとってポジティブな体験になったと思います。
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